秋の河原や空き地、線路脇などでもみかける三角の黄色い防止をかぶったような花。「セイタカアワダチソウ」という花です。
秋花粉症の原因になるブタクサと同じ時期に咲くからか、特に似ているわけではないのによくブタクサと間違えられる。セイタカアワダチソウは特に花粉症の心配はないです。
特殊な事情として、この草はアレロパシーという植物の成長阻害物質を出すらしく、セイタカアワダチソウが群生してしまうとススキなどの秋風物詩が生えてこなくなってしまうという必殺技をもっているらしいです。
自分達が生きるために他の植物を淘汰するとか・・・まるで人間のような生き様です。
ススキが名物の観光地などはこいつの駆除をしないと大変なことになるんだとか。
セイタカアワダシソウの開花時期は、花の少ない秋~初冬時期なので、昆虫の貴重な蜜源にもなっていて、冬は綿毛になり、それが野鳥の貴重な食料にもなっているそうです。
現在では生態系の一部を担っているともいえ、必ずしも害草とは言えない感じです。
セイタカアワダチソウのデータ
花の名前 | セイタカアワダチソウ |
何科? | キク科 |
原産地 | 北米 |
開花時期 | 9月~11月 |
備考 | ブタクサではない |
というわけで秋の花「セイタカアワダチソウ」を紹介いたしました。ブタクサと勘違いしないようにしてくださいね!
筆者も利用しているおすすめの花図鑑【PR】
道ばたや庭先、ちょっとしたハイキングなどで見かける草花、園芸植物の花を中心に、写真とイラストを多用して紹介。散歩中に持ち歩けるポケットサイズ。「この花、なに?」がすぐに解決できるよう、季節&色別の写真入り目次付き。花の特徴や似た花との見分け方など、写真ではわかりにくいことはイラストで解説。
画像を無断で引用・転載・複製利用するのはご遠慮ください。
コメントを残す