ソメイヨシノ(桜)が散るころあたりから、空き地や田畑に突然大量に生えてくる「たくさんの糸みたいなものをはやした緑色の雑草」。小型のゴールドクレストみたいに見えないこともない。
この植物は「スギナ」といって、実は「ツクシ」が変化した姿なんです。知っていましたか? 今回はそんな「スギナ」についてコラムします。
ツクシとスギナ
ツクシを見かけると「あ、春だな~」と嬉しい気分になるのは大人も子どもも同じ。ツクシって遠目からみると可愛らしいですよね。近くだとちょっと・・・
ツクシは山菜のカテゴリにはいっていて、佃煮やおひたしなど昔からよく食べられている春の野草です。
桜の終わるころ、このツクシは見た目を一新して「スギナ」に変化します。
ツクシの頃は春の訪れを感じることができ、親しみのある野草ですが、これがスギナになると、大量発生して畑をあらす駆除対象雑草となります。
ただ、近年このスギナには健康に良い作用がたくさんあることがわかり、ガンの治療に効果があるとか、糖尿病や腎臓病など様々な病気治療への効果が期待できるとか、そういう研究結果があるんだとか。
それが本当で、もし今後実用化されれば、何もしないでも大量に生えてきますから、かなりのお役立ちの植物として、雑草から薬草に昇格するのかもしれません。
乞うご期待!!
因みにウサギがこのスギナ大好きですよ(昔ウサギを飼っていました)。
ツクシ(スギナ)のデータ
花の名前 | ツクシ(スギナ) |
何科? | トクサ科 |
国内分布 | 日本全土 |
開花時期 | ツクシは春先 スギナは春~夏 |
備考 | シダ植物に該当します |
あとがき
というわけで今回は春の訪れを知らせる「ツクシ」とその第2形態の「スギナ」を紹介いたしました。見つけたらぜひドヤ顔でうんちくってみてください!!
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