秋晴れのもと野原を歩いていると突然赤い小さいアサガオみたいな花が群生して沢山咲き乱れていました。小さいころから野原でよく見かけるこの朱色ともとれる花はいったいなんという植物なのでしょうか?
この花の名前は「マルバルコウ」または「マルバルコウソウ」。
赤というよりは朱色っぽく見えないこともないが、夕日に透けるマルバルコウの花はとても美しくて正に「紅色(べにいろ)」といえます。
江戸時代に観賞用として日本に持ち込まれたという説があります。
花はアサガオやヒルガオによく似ていますが、花の大きさがアサガオの6分の1くらいでしょうか。葉っぱはハート形でとても可愛らしいです。
マルバルコウを漢字で書くと「丸葉縷紅」とちょっと素敵な漢字です。「縷(る)」は細い糸のような意味なので「蔓(ツル)」を表しています。したがって「丸い葉っぱでツルがある紅色の花」でマルバルコウという名前になったようです。
マルバルコウのデータ
花の名前 | マルバルコウ |
何科? | ヒルガオ科 |
原産地 | 北米 |
開花時期 | 気が早い個体は7月頃から咲く 満開は10月頃 |
備考 | 別名:マルバルコウソウ |
秋に朝顔に似た朱色の花を咲かせ夕日に透ける野草「マルバルコウ」の紹介でした。
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