草原に縦に連なる大量の紫の花をつけた野草が目の前に。花以外の葉や茎はカラスノエンドウにとても良く似ているのでマメ科だというのは理解できます。
この花の名は「ナヨクサフジ」。
ナヨクサフジはもともと肥料や飼料用として輸入されたものが野生化したというよくあるパターン。現在では北海道以外の本州から沖縄にかけて野原や空き地、河川敷などで見られます。
花はひとつの茎に10~30輪ほどが固まってさき、マメ科ながら若干フジの花っぽい花の付き方をしているので、フジの名を冠しています。
近縁種に「クサフジ」がありますが、それよりも弱々しい感じがするクサフジ・・・ということで「ナヨクサフジ(弱草藤)」となったそうです。昔の人のネーミングセンスは直球ですね・・・(笑)
種はカラスノエンドウと同じようにミニマムなそら豆状のものが沢山できます。
ナヨクサフジのデータ
花の名前 | ナヨクサフジ |
何科? | マメ科 |
原産地 | 欧州 |
開花時期 | 5月~8月 |
備考 | 漢字表記:弱草藤 |
というわけで晩春から夏にかけて花咲く「ナヨクサフジ」を紹介いたしました。
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