5月のGWが終わるくらいから、山道や雑木林で見かけるようになるピンク色のウニみたいな花。この花は「ノアザミ(野薊)」という名前の花。
以前紹介した「キツネアザミ」などアザミ系はいくつかありますが、春から夏にかけて花が咲くのはこの「ノアザミ」だけです。
ノアザミは、春の山野でよくみられる多年草で、晩春から夏にかけて開花します。ぼくはこのノアザミを見かけると「あ~Tシャツださなきゃ~」って思います(笑)
ノアザミの葉っぱはギザギザしており、葉っぱの先端や花の萼には鋭いトゲがあります。花以外の見た目は「ノゲシ」によく似ています。
よく似た近縁種には春咲の「キツネアザミ」と夏咲の「ノハラアザミ」があります。前述した通り、春から夏にかけて2シーズン花が咲くアザミはこの「ノアザミ」だけです。
ノアザミ(野薊)のデータ
花の名前 | ノアザミ(野薊) |
何科? | キク科 |
分布 | 本州、九州、四国 |
開花時期 | 5月~8月 |
備考 | アザミ系で唯一?春と夏2シーズン咲く |
というわけで晩春から夏にピンク色のウニみたいな花を咲かせる「ノアザミ」を紹介いたしました。
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ノアザミってよく見かけますけど、キク科なんですね!
図鑑にはそう記されています。言われてみれば葉っぱがキクっぽい印象です。