水をはる前の水田でよく見られた「レンゲソウ」の花。
化学肥料を使われることが多くなり徐々にみられなくなっています。ぼくの子どもの頃は、春になるとこのレンゲソウが当たり前のように田んぼに野原に咲き乱れていて、春の風物詩のひとつでした。
ほとんどの人が「レンゲソウ」または「レンゲ」と呼ぶので今回はその名前を前面に出しましたがそれらは別名で、実のところ正式和名は「ゲンゲ」といいます。
レンゲソウは「根粒菌」という菌と共生していて、その根粒菌は植物の養分になる窒素をだしてくれます。そのようなシステムから、昔は肥料の役割として水をはる前の田んぼに沢山のレンゲソウがあるのが当たり前でした。
最近では化学肥料を使うことがほとんどなので、徐々に田んぼでみられなくなってきています。言い方を変えれば、レンゲソウが多く咲いている田畑は無農薬ということになるということなのでしょうね。
花が咲く前や実がなっている状態だと、同じマメ科のカラスノエンドウ(ヤハズエンドウ)と間違いやすいので注意が必要です。
レンゲソウ(ゲンゲ)のデータ
花の名前 | レンゲソウ |
何科? | マメ科 |
原産地 | 中国 |
開花時期 | 3月末~5月 |
備考 | 本名:ゲンゲ |
今回は、春に田んぼや野原でみかける「レンゲソウ」を紹介いたしました。
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